2013年06月27日

『水妖記(ウンディーネ)』感想

フーケー作、柴田治三郎訳『水妖記(ウンディーネ)』(岩波文庫,ISBN:4-00-324151-7)を読みました。

水の精霊の悲恋のお話です。
四精霊の一なので、ゲームとかにもよく出てきますよね。
女神転生とか。会社が大変なことになっているみたいですが、大丈夫なのでしょうかね。
真・女神転生if...を最後にプレイしていませんけども。

『白鯨』が結構な長編だったので短いお話を選んだこともありますが、とても読みやすかったです。

フルトブラントという若い騎士が、水の精霊ウンディーネを娶ります。
でも、フルトブラントには彼に思いを寄せていたベルタルダという恋人もいて、彼女を含めた三角関係になり、最後にはウンディーネが捨てられてしまいます。
かわいそなウンディーネ。

フルトブラントに限りませんが、三角関係のお話って男がかなりの優柔不断な気がします。あまり好感をもてません。
まァ、結婚した後になって、実は人間ではありませんでしたって告白するウンディーネも卑怯といえば卑怯ですが。

好感を持てた人物はフルトブラントとウンディーネを娶わせたハイルマン神父ですね。
ベルタルダとの再婚を考え直すように諫めるのですが、フルトブラントは言うことを聞きません。
別の神父を呼んで、結婚を強行してしまいます。愚か者です。
用済みになったはずのハイルマン神父ですが、フルトブラントの領地に留まります。
なぜ、留まっていたのかといえば――それは、読んでみてのお楽しみということにしましょうね。


posted by ちんぺい at 23:59 | Comment(0) | 読書感想文
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。