三年近く働いた会社をやめました――。
事の発端は、去年の四月でした。
毎日遅くまで残業していた同僚の女性がいました。
職務は、いわゆるオペレータさんです。
九時半出社の十一時帰り、それが続いていたと思います。
ちなみに、残業代は出ませんが、この記事の主題ではなく、そもそも、ごく一般的なことなので(それがまかり通ってしまう社会にも問題がありますが――)おいておきます。
女性社員を深夜に帰すのはリスキーです。
しかも、彼女は外灯もないような道を毎日歩いているといいます。
こうした危機管理は、文字通り、管理職にあるY氏が考えることで、私の出る幕はありません。
私の権限では、彼女の業務量を減らすことはできません。
しかし、私にもできることがありました。
私は、プログラミングを生業にしています。
彼女の業務量は減らせませんが、業務時間なら減らせるはずです。
長年の経験と勘に頼る必要がない仕事は、大抵、自動化できます。
そして、一回こっきりではなく毎日行う作業、あるいは、一回こっきりでも非常に時間が掛かる作業は、人間よりもパソ子の方が向いています。
私は彼女からボトルネックとなっている作業を聞き、それが、広告配信レポート作成なる作業で、一時間はかかっているとの情報を得ます。
これは、自社サイトにWeb広告を出してくれた取引先に対して、その広告効果を数値で返すものです。
表示回数とクリック数の集計、そして定型フォーマットのExcelファイル出力。
インスピレーションが入る余地は微塵もありません。
ああ、これで彼女は、私が一日頑張れば、以後、毎日十時には帰れるようになるはずです。
しかし、そうはならなかったのです――。
以下、暗い話。というか黒い話。
posted by ちんぺい at 00:00
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